2018.04.03

契約社員のデメリットとは

不安やリスクと常に戦っている契約社員

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契約終了のリスクがある

契約期間が満了したらこのまま継続するか契約を終了するかは、個人の意向よりも契約先の意向が大きく反映されます。そのため、今働いている会社の給料や仕事内容、人間関係が良好でこのまま働き続けたいと思っていても契約期間が終了したら退職しなければならず、安心して働くことは難しくなります。そのため、安心して働きたい人や同じ会社で働き続けたい人にとっては契約社員の働き方はデメリットが多いように感じてしまうかもしれません。残業が少なくライフスタイルに合わせながら働くことができる契約社員ですが、自由度が高い裏には契約終了という不安が常につきまとっています。

人員整理の対象になりやすい

会社の経営状態が安定していれば契約期間が満了した後でも継続して働き続けることができますが、業績が悪化すると人員整理をして経費を削減することがあります。その場合、対象になりやすいのがパートやアルバイト、契約社員です。契約期間の途中で退職を促されることはあまりありませんが、契約期間の延長や再雇用はなくなります。

収入面の不安が大きい

契約社員が昇給したりボーナスが出たりすることはほとんどありません。そのため、同じ会社で働いている正社員と比べると総収入はぐっと低くなります。また、一定期間で雇用が終了してしまうということは経済的な不安を抱えているということでもあります。そのため、社会的信用も低くなってしまい、車や住宅のローン審査が正社員に比べて通りにくいというデメリットがあります。

福利厚生に差がある

福利厚生においても正社員と差があります。交通費を例にしてみてみましょう。交通費は会社によっては上限が設けられているところもありますが、正社員は基本的に全額支給されます。しかし契約社員の場合は「一部支給」といったように全額支給されなかったり交通費の上限そのものが低く設定されている場合があります。どんな福利厚生が適用されているのかは雇用契約書に記載されているため、契約時にしっかりと確認しておきましょう。

無期労働契約に転換もできる

契約社員は一定期間しか働くことができないため安定性に欠け不安を感じてしまいますが、2013年の法改正で、契約期間を更新して5年間働くことで無期労働契約に転換できるようになりました。これにより、契約終了によるリスクがなくなり意欲を持って働くことができるようになったのです。ただしこれは、有期雇用契約が無期雇用契約になっただけで正社員になれるというわけではありません。

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